ヌワラ・エリヤの街へ
ナヌ・オヤ駅を出ると、駅前にはヌワラ・エリヤ行きのバスが。
バスに乗って30分ほどで、ヌワラ・エリヤのバスステーションに到着。
ヌワラ・エリヤは、スリランカの「リトルイングランド」。中央高地の険しい丘と谷の間にあります。
かつては完全に植民地時代の建造物で作られたのどかな小さな町でした
やっぱりキャンディよりぐっと涼しい。20℃ほど。
バスステーション目の前には、観光地として人気の郵便局が。
1894年に建てられた美しいチューダー様式の郵便局は、スリランカ国内でも最古の郵便局。
観光地としても注目を集め、現在2階に宿泊できるのだそう。
(偶然だけど、写っている女性がふたりとも赤い服を着ていて素敵なマッチング)
窓には記念切手がたくさん飾られています。
中には普通のポストオフィスのほか売店もあり、切手やポストカードが買えます。
わたしもお土産に切手を購入。
今まで海外からポストカードをお土産代わりに送ったことはあったけれど、切手も薄くて軽くていいかも。
30分ほど散策してみましたが、あまり大きな街ではなさそう。街中になぜかゴルフ場がありました。植民地時代のイギリス人の娯楽場かな。
ヌワラ・エリヤの観光地として『地球の歩き方』に挙げられていた湖はかなり距離がありそうだったので、観光はこのくらいにしてホテルに向かうことに
紅茶畑のなかのホテル
Uberで紅茶畑のなかのホテルに。
街を離れると、すぐに茶畑が広がります。茶畑、紅茶工場、そこで働く人たちの住む村、また茶畑。
丘の上にホテルが見えてきました。
今回のスリランカ旅行最後の宿泊地、ヘリタンス・ティー・ファクトリー。
1930年代にイギリス統治下で実際のティーファクトリーとして使用されていた建物を改装し、コロニアル調のホテルとして人気を集めているそう。
ここでは、茶摘み体験やミニ紅茶工場見学などのアクティビティも豊富で、紅茶尽くしの時間を過ごすことができます。
外見は、ここまでたくさん見た紅茶工場とそっくり!
白い壁に緑が映えてかわいい。
ボーイさんもみんな、当時の紅茶工場の制服姿。
ロビーは吹き抜け。紅茶工場時代の装置が至る所に。
歴史を感じさせますが綺麗に整備されているので古臭くなくて素敵。
ウェルカムドリンクはもちろん紅茶。
今夜はちょっと特別なディナーを予約しているので、その『切符』をいただきました。
お部屋探検
レトロなお部屋のカギをもらってさっそくお部屋探検に。
窓際にソファセット付きのお部屋。
ファブリックがコージーで好みです……
バスルーム。
ボディーソープやボディークリームは、すべてブラックティーの香り!
お部屋備え付けの紅茶も、ティーバッグではなくリーフで、2種類。ミルクポーションではなくて牛乳も。
窓からはミニ紅茶工場、英国式庭園、その奥に広がる紅茶プランテーション。
ホテル探検
お部屋の探検を終えて、次はホテル探検。
天井までの高い吹き抜けに、滑車がとても印象的。これでお茶の葉を吊るして昇降させてたのかな?
1階に降りてきてロビーを眺めた図。
左手はフロント、奥には窓に沿ってソファセットが並びます。
フロントの奥へ進むと、売店が。
ここで採られる紅茶が各種売られています。
奥にはビリヤード台。
暖炉には夜は火が入っていました。
外は寒いので、朝晩は外から帰ってくるとここであったまっていた……
お庭でティータイム
まだ夕日が落ちるには早いので、外でお茶を楽しむことに。
『映え』のベンチがあったので、はむかっぱさんに座っていただいた。
ホットティー、はちみつとビスケット付き。
美味しい~あったかい~
……と言いたかったのですが、めっちゃ寒い!
ヌワラ・エリヤは夏でも最低気温10~14℃ほど。ここは丘の上なのでさらに寒く、しかも風も強い……
長袖の上着を着ていても指先がかじかんできて、10分ほどで室内に退散……。
やっぱり紅茶はあったかいところで優雅に楽しまないと、ね。
(はむかっぱさんをまったく優雅ではないジップロックに入れて持ち歩いているのが丸見え)
ホテルの外をお散歩
ホテルの裏手を軽く散策。
ちいさな公園(シーソーなど置いてある)が。丘の下には、周辺の紅茶プランテーションで働く人たちの暮らす村々。
非常階段は螺旋階段。
1階に見えているのは、レストランの奥にあるバー。
レストランの横には列車。
じつはここもレストランの特別席。まるで列車に乗っているふう!のディナーが楽しめます。今夜予約したのはこの列車。だから切符が必要、なんですね
レストランはディナーの準備で大忙し
Dining on Wheels(TCK6855)でディナー
いよいよ時間になったので、着替えてディナー!(ディナータイムはドレスコードあり)
ディナーは、メインレストランか列車風のレストラン「Dining on Wheels(TCK6855)」が選べます。
TCK6855は列車の中でお食事を楽しむことができる面白いコンセプトレストラン。
料理はフレンチコース。それぞれ3種類ほどの選択肢でした。
メニューはそれぞれ、アミューズ、スープ、ではなく、キャンディからエッラまでの駅名で呼ばれます。
このレストランではすべて、駅員の格好をしたウエイターさんがサーブしてくれます。
ウエイターさんが駅名を告げながらスイッチを押すと、本当に列車が揺れたり、ガタンゴトンと音楽が聞こえたり!本当に列車の食堂車に乗っているみたいでした
列車のなかには、かつてイギリス植民地だった頃の、実際の鉄道の写真が飾られていました
金曜日でしたが、なんとラッキーなことに貸し切り!
最初にパン。お茶の葉のパンが美味しかったです
(スープの写真撮り忘れちゃった)
お茶の葉をまぶした鱒
口直しのグラニテ、オレンジだったような
メインはビーフ
デザート
最後にチーズ
まるまる3時間、お腹いっぱい大満足でした!