はむかっぱ探しの旅@2024年2月遠野

気がつくと最近、ちょっとずつ記憶力が弱くなっているのを感じる……

せっかくの旅の思い出を記録しておきたいので、ブログに残してみます

 

はじまり

すべてが始まったのは、ひとつのツイートでした。

なにこれ!なにこれ!なにこれ!!!

かわいすぎる……一晩寝ても忘れられず、思わず伝承園さんに問い合わせるものの通販叶わず(現在は不定期に行われてます!)

くぅ……でも欲しい……こんなに忘れられない相手は数年ぶりかもしれない……

 

そこで私はハッと気付いたのです。

ーー来週、行く予定あるな、東北ーー

 

ということで

前乗りでひとり訪れました、岩手県遠野市

 

仙台駅→花巻駅釜石線で遠野駅着。

今年は暖冬の影響で全国的に雪が少なく、遠野も市街地のほとんどはうっすらしか積雪がなく、スニーカーでも問題なかったと思います。

翌日からの雪遊びのためにスノーブーツを買っていたのですが、雪というより防寒に役立ったかも。

遠野、といえば、わたしにははむかっぱの街ですが、もちろん『遠野物語』と『かっぱ』が推し!

駅前からすでにいたるところにかっぱたちが。

カッパって、チャリ乗れるんだ(ワサビの方がおかしいか)

まずは駅前の観光案内所まで……と思ったら、なにやら色褪せたポスターが。「馬と娘の恋物語」とありますが、馬小屋からこちらを見つめる亡霊にしか見えなくて怖すぎる……。

 

観光案内所によると、はむかっぱさんの里伝承園まではバスが出ているそう。バスの時刻が迫ってたためホテルに荷物を置くのはあきらめて、急いでバスに乗車!(バス停は駅ロータリーの端、観光案内所の向かいあたりです)

 

カッパ淵

バス停から伝承園までは5分ほど歩きます。閉園までまだ時間があったので、先にクローズ時間の早いお近くのカッパ淵へ。徒歩5分ほど、駐車場は大通り沿いです。

お寺の境内を通って淵への道を行きます。2024年3月現在手前の橋は工事中のため、奥まで迂回してください。雪はけっこうあり、川の水も相まってかなりぬかるんでいるので注意が必要。

 

淵はきれいな水でしたが、残念ながらカッパの姿はなし。薄く氷が張っていて綺麗でした。

手前には祠があり、お地蔵様でもカッパでもなくおじいさんのお写真が……なぜ……そこはかとなく怖いので、長いせず伝承園に。

ちなみに、ここでカッパを捕まえたい場合は、伝承園で「カッパ捕獲許可証」を購入できます!

 

伝承園

伝承園では、遠野地方の昔の農家が再現され、年中行事や生活様式を垣間見ることができます。いわゆる郷土資料館。(2024年2月当時、食堂や一部施設が工事中、トイレは園外の駐車場のトイレのみです)

ただ、この伝承園さん。遠野駅や園内にあるこのカッパのポスターが怖すぎる。

UMAすぎる!!!ぜったいに見つけたくない。

伝承園の園長はカッパとのことですが、このカッパだったら確実にこっちがキュウリ代わりに食べられそう……

と思っていたのですが、休憩中のカッパ園長を発見。寝姿かわいくて安心しました。

伝承園いちばんの見どころは、オシラ堂に飾られた1000体の「オシラ様」。養蚕、農業、馬の神様として奉られているそう。

昔、ある農家がおり、家の飼い馬と仲が良く、ついには夫婦になってしまった。娘の父親は怒り、馬を殺して木に吊り下げた。娘は馬の死を知り、すがりついて泣いた。すると父はさらに怒り、馬の首をはねた。すかさず娘が馬の首に飛び乗ると、そのまま空へ昇り、おしら様となったのだという(遠野物語/Wikipedia

あの亡霊のポスターはこれだったんですね

オシラ堂で遊ぶかわいい看板猫ちゃんを堪能して、いよいよ売店へ……

 

ご対面

東京駅から8時間、ついに、ついに、ついに……

ご対面!!!!😭😭😭

浮かれて4匹おとりおきをお願いしていたので、ぎゅっと袋に詰まったはむかっぱさんと出会えました。

すでにかなり売れていて残りは3匹!このあとすぐ完売したそう。

在庫は不安定気なようで、購入されたい方は訪問前にTwitterやお電話で確認してみる方がいいかもしれません。

大満足でホテルに戻ります。

バスは1時間後、駅まで徒歩1時間……歩くか! ということで徒歩でホテルに。街灯が少ないので、夜の徒歩はお気をつけて。

ガードレールのかっぱさんがかわいい。

 

ホテルへ

お宿は語り部の聴ける宿 | あえりあ遠野   さん。

駅ロータリーからまっすぐ徒歩5分、駅近くの観光スポット

とおの物語の館 | 旧高善旅館 | Japan, Iwate, Tōno, 央通り2−11 とおの物語の館

遠野市立博物館 - 遠野市

からもすぐのため、アクセス良好。

東日本大震災に伴う上皇陛下、上皇后陛下御訪問の際にはこちらにお泊りになったそうで、立派なホテルでした。

お部屋は山並みの見えるツイン、わりと広かったです。

管内の大浴場もきれいでした。

こちらのお宿の魅力は、毎晩18時から広間で聴ける語り部

語り部の会の皆さんが、遠野の言葉で地元に伝わる民話を聞かせてくださいます。

いろりのあるお部屋で、雰囲気たっぷり。

はむかっぱさんも大満足!

 

朝晩のお食事は1階のレストランにて。

ディナーはジンギスカンメインのコース、朝は和食メインのバイキングでした。

地酒の利き酒セットもあっておいしかったです。

 

市内観光

翌朝、電車の時間まで、ホテル近くを観光。

 

まずはホテル裏の鎌倉山にある南部神社。明治15年創業。

つづいてお隣の市立図書館内、遠野市立博物館。

当日はひな祭りの展示中でした。

ちなみに館内は飲酒とキュウリ禁止。

そろそろ電車の時間なので、駅に。

 

雪国はいつも楽しいですが、遠野は穏やかでとてもよかったです!

はむかっぱさんと出会えた思い出の地になりました🐹🥒